和とフランスのワインの素敵な関係
サントリーさんのシャトーラグランジュのセミナーに参加しました
会場は神楽坂の裏路地にある隠れ家的空間 「和らく」
門をくぐると季節を感じるお庭に
都会の中とは思えない雰囲気
待っていたのはフランス ボルドーのワイン シャトー・ラグランジュ
このフランスのワインと日本 実は深い関係があったんです。
シャトーの復興に日本の酒類メーカーの挑戦
赤ワインの名産地 フランス ボルドーで 1855年に「グランクリュ」
という格付けがされました
※グランクリュその第3級に格付けされた名門シャトーの一つがシャトー・ラグランジュ
ランス語で特級という意味。①フランス ブルゴーニュ地方は畑の区画によって、「格付けなし」「プルミエ・クリュ(一級)」「特級」と区分けされており、その特級の畑を指す。ラベルに特級と記載がある際は、特級の畑で採れたブドウのみを使って作られたワイン、という意味
参照元:今日の美味しいを探しに行こう。 - 身近にツナガル、ワインの世界。
名声、栄華を極めたこのシャトーも、オーナーが変わり、松林などに資産投資されたり、
時には火事などの不幸から荒廃し、
格付けが3級ながらも5級程度の扱いしか受けない程に落ちてしまったそうです
3級のトップを目指して
荒廃したシャトーの立て直しに名乗りをあげたのがサントリー
仏政府が欧米以外の企業にシャトー所有を許可したのは初めての事だったそうです。
ブドウが本来の実力をだす実を付けるのは苗と植えてから少なくとも7年
25年以上で無ければ醸造家が認める味にはならないと言われているとのこと。
誇り高いボルドーの流儀に従い、その上でに日本流の実直さと熱意を注ぎ
復活までの30年が始ったそうです。
荒れた畑を立て直してブドウを植えなおし、本当の良いワインをつくるには
とても年月がかかり、評価されるまでは30年近くたってから。
畑の立て直しだけでなく、醸造設備の改革、そして地元の信頼。
時間と根気の挑戦。
日本人ならではの物作りの仕方で復活を目指し、
グランクリュ3級の信頼をとりもどし世界で認められるワインへと成長しました。
前任の後継としてボルドーでシャトー再生をに力を注ぐ椎名敬一さん
「フランスのワインの格付けは変える事ができません
3級の名に恥じないクオリティそして、そのトップを目指してきました」
1983年に資本参加してから今年は34年
シャトーがあるべき姿に戻ったこれからは新しいステージを目指し
新しい価値を生み出す段階へと向かっています。
日本そしてサントリーだからこそできる様々なビジョンがあるそうです。
復活だけでは終わらず、シャトーが培って来た知恵、新しい技術。
「復活」に続く次の段階を「創造のステージ」と位置づけ、
さらなる品質向上を目指しているそうです。
「グランクリュの畑が持つポテンシャル、その限界に挑戦しつづけ、
その名に恥じることのないワインを世に送り出す」
という、引き継いだタスキがシャトー•ラグランジュの未来へと繋がって行きます。
洋混和菜 和食とフレンチ 東西のマリアージュ
テイスティングに合わせてのこの日のお料理は和食に洋を加えたラインナップ
和食がベースだったので、お家でのワインとお料理の合わせ方も大変勉強になりました。
先付け:石巻より 毛ガニの冷たい茶碗蒸し 甲殻のソース
濃厚な蟹感あふれるソース。
中にはしっかりと身がたくさん詰まった茶碗蒸し
御椀替り:岡山より葉物葛打ち とうもろこしのすり流し添え 柚子 梅肉
甘いトウモロコシのすり流し 鱧、柚子の香りが印象的な1皿
ワイン:レ・ザルム・ド・ラグランジュ 2015
「レ・ザルム」とはラグランジュの池の畔に咲く、
「オランダカイウ(別名カラー)」という白い花を意味するそうです。
高級感溢れる味わいで、香り高きワインであることも同時に暗示しているとの事
酸のキレ、果実実と
木樽で発行紙酵母の旨味があり食事にあわせやすいと
3つの要素は和食にもフレンチの前菜、甲殻類と相性がいいとの事
あっさりと濃厚なお料理 エビやシャコ、お寿司、白身魚に柑橘系などの
マリアージュがオススメだそうです。
冷菜:高知より鰹の藁焼き サラダ添え 赤玉ねぎのドレッシングで
ガーリックの風味がきいていて薫製の風味のサラダ仕立ての鰹
ワイン:ル・オー・メドック・ド・ラグランジュ 2013
程よいタンニンと、軽やかな酸味が心地よく、程よい厚みのあるワイン。
繊細な和の食材の持ち味を引き立ててくれる
和食に寄り添う赤ワインとして紹介されています。
鉄分の多い、マグロや鰹などの魚のと相性も良いそうです。
程よい渋みがガーリック感をさっぱりと流してくれて、
また、薫製の風味とも相性がとてもよく感じました。
魚料理:石巻より 相並(あいなめ)のポワレ 江戸味噌クリームソース
クリーミーなお味噌風味のソース
奥に添えられているのは実は茄子とズッキーニとイカと玉ねぎを使った
お醤油風味の和風なラタトゥイユ。
ワイン:シャトー・ラグランジュ 2013
黒系果実やスパイス、樽の心地良い香りが優美な印象。
果実味、タンニン、酸味が見事に調和したワインと紹介されています。
渋みは軽いけど重厚感のある感じで、
和食で使うなら、お味噌やお醤油を使った甘辛い味付けとの
相性がとても良さそうだと感じました。
肉料理:イベリコ豚のスモークソテー 醤油をきかせたシャリアピンソース
どしっとしたジューシーなお肉にどしっとした甘辛な濃厚ソース
ふんわりスモークの香りが印象的な
雰囲気はすき焼きのイメージな1皿
ワイン:シャトー・ラグランジュ 2011
果実実、柔らかさ、コーヒーやカシス、チョコの様なコク
旨味や厚みがありしっかりとした骨格がある超エレガントなワイン
と紹介されていました。
確かに、これだけボリューム感あるお料理にもひけをとらず、
しっかりとした味わいを感じました。
スモーク感の苦み、ソースの甘辛さ、お肉の旨味と
ワインのもつ渋み、甘さ、重さが調和しているそんな印象でした。
デザート:マンゴープリン 小玉西瓜 キウイ
「ワインへの道」(笑)
本当にまだまだスタート地点
(にすら、立っていないわっ、むしろ、走るまでのトレーニング中と思う。)
5大シャトー言える???って言われても、全部でてきません。
ワインリストみてもどれがどれだかわかりません。
ワイン初心者とも言えない私ですが、
お料理と合わせて頂くとしっかりと記憶に残るみたいです
知識より食い気(笑)
頂いて、お話を伺う事で、ワインのもつ歴史や背景や育った風景を想像できて、
ようやくここで「テロワール」って???がやっとこさ、理解できて、
「シャトーの格付け」の理由や由来も知る事ができて、
ワイン通とは一言もいえないですが(笑)
そんな入り口があっても良いのかな〜とも思いました。
他のワインは、ぜんぜん未知すぎますが、
ワインリストに「シャトー•ラグランジュ」がのっていたら
思い切って「コレで」って言える自信はつきました(笑)
今回は復興に向けた34年という情熱にもとても感動を覚え、
よりいっそうワインが味わい深い物に感じました。
セミナーに参加させてくださったサントリー様
用語もわからない私に、隣りでフォローしてくださった築山紀子先生
師範さん。ありがとうございました〜。
ワイン用語 覚え書き
テロワール
日本語で一番近い意味としては、ブドウが育つための環境である「場所」、「気候」、「土壌」など、ブドウを取り巻く全ての自然環境のそれぞれの特徴のことです。 多くの農作物は土壌によってその品質が大きく左右されますが、ブドウは特に土壌の影響を受けやすい果物であり、ワインには決して隠せない個性があります。それこそがまさに、テロワールがワインに与える個性参照:家ワイン
日本全国で栽培されているお米もその土地で味や個性が違う様に
日本のお米の産地みたいに考えるとわかりやすいそう
シャトーの格付け
1855年のパリ万国博覧会の際、皇帝ナポレオン3世は、世界中から集まる訪問客に向けて、参照:ウィキペディア
フランスのボルドーワインの展示に格付けが必要だと考えた。
ワイン仲買人は、シャトー(ブドウ農園)の評判や市場価格に従って、ワインをランク付けした。
当時は市場価格がワインの品質に直結していたのである。
その結果が、1855年以来のボルドーワインの公式格付けとなった。
シャトーラグランジュのもっと深い歴史はこちらで紹介されています
シャトーラグランジュ サントリー
ーワイン覚え書きー
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レシピブログさんの「世界一楽しいわたしの台所」にてご紹介していただきました
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