しっとりとする空気の中に甘い香りが広がるブドウ畑
これからワインへと新しくまた生まれ変わるブドウが待っていました。
9月16日 サントリーさんの塩尻ワイナリーの見学に参加してきました。
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生産者と共に育む「世界を感動させる“日本ワイン”」

7月にも伺ったサントリー塩尻ワイナリー。
その時はまだまだ小さかったブドウ達も収穫を待つばかりに成長していました。
7月のレポは

この日のお天気は雨模様。
しっとりとする空気の中に成熟にむかったブドウの甘い香りが広がります。
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必要な時期に必要な作業の難しさ

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畑でサントリー塩尻ワイナリーの篠田ワイナリー長のお話を伺いました

篠田さんはワインを作るだけではなく、生産者さんとブドウ作りにも携わります。
畑の手入れから、ブドウの手入れまで。
夏に伺った時は真っ黒に日焼けされてました。

必要な時に必要な作業が難しい

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篠田さんのお話によると、

天気や気温、ブドウの育つ時期や環境に合わせての作業が必要
時期に合わせての作業を頭でスケジュールとして考えるのは簡単なのですが
いつ雨が降るか?いつ気温が下がるか?など、ブドウの成熟状態にも合わせて
早朝や土、日であっても、ブドウの仕事をします。
ピンポイントでブドウに必要な時期に必要な作業を見極めることは難しい。

これから1ヶ月後に熟成を迎え収穫されるブドウ達
特別に味見をさせていただきました。
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すっごくジューシーで甘い。
食用ならこのままでも十分という程の美味しさ。

ワインのブドウになるまでは後ひと月程 時間が必要なんですね。
ギリギリの味も知ってみたくなりました。

こちらはそのブドウ達のお父ちゃん事 
「サントリー岩垂原メルロ」農園の山本さん
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塩田ワイナリー長と山本さんの
「収穫時期はこれくらいが良いかもね」
移動中のバスでのお話が印象にのこってます。
片時もブドウとワインの事を忘れないお二人でした。

生産者と共につくる長野の日本ワイン

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ワイナリー内では収穫されたブドウ向かえる準備もはじまってました。
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こちらはブドウの糖度を測る為の道具
ブドウの上、中央、下 それぞれの物をしぼって糖度を測るそうです
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ブドウの質によって迎え入れたブドウの価格が決まってくるそうです

山本さんが冗談まじりに「生産者の関所だな〜」なんておっしゃってましたが(笑)

ブドウだけをつくる、ワインだけを作るのではなく、
一緒にブドウとワインを作っているという絆があるからこそ、
生産者はより良いワインになるブドウを目指し、
ワイナリーはそのブドウでより良いワインに仕上げる。

お互いのそんな想いがつまった場所の様な感じがしました。
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これからワインになる為に収穫を向かえるブドウをみて、
なんだか、成人式を迎えて、その春は就職先の福岡へでてきた時の
気持ちを思い出しました(笑)

期待と不安と。ドキドキだった20歳。
ワインになったブドウ達のこれからの未来が楽しみです。

塩尻ワイナリーシリーズ 5種 テイスティング

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新しくなった塩尻ワイナリーシリーズ 5種をテイスティングさせて頂きました。

塩尻マスカット・ベーリーA 2015

味わいの特徴:豊かな果実香と柔らかい口あたり
     色:赤
味のタイプ:ミディアムボディ
   育成:フレンチオーク樽熟成
ブドウの産地:長野県塩尻市産96% 松本産:4%
ブドウの品種:マスカット・ベーリーA100%

塩尻マスカット・ベーリーA  ミズナラ樽熟成2014

味わいの特徴:豊かな果実香とミズナラ樽由来の香ばしい香り
     色:赤
味のタイプ:ミディアムボディ
   育成:フレンチオーク樽熟成
ブドウの産地:長野県塩尻市産100% 
ブドウの品種:マスカット・ベーリーA100%

同じブドウの品種 マスカット・ベーリーA100% で違うのは樽の種類と熟成期間
ブドウの産地の微妙な差

飲み比べてみたらとても面白かったです。

塩尻マスカット・ベーリーA 2015
木イチゴとかクランベリーのような香りでフレッシュで綺麗な酸味
それに対して、
塩尻マスカット・ベーリーA  ミズナラ樽熟成2014
ココナッツや白檀の様なオリエンタルな香りで複雑さや厚みがある感じ。

それぞれの味わいと雰囲気に違いに驚きました

塩尻メルロ 2014

味わいの特徴:華やかな果実香と力強い味わい
     色:赤
味のタイプ:フルボディ
   育成:フレンチオーク樽熟成
ブドウの産地:長野県塩尻市産100% 
ブドウの品種:メルロ100%

岩垂原メルロ 2014

味わいの特徴:華やかな果実香と力強い味わい
     色:赤
味のタイプ:フルボディ
   育成:フレンチオーク樽熟成
ブドウの産地:塩尻市岩垂原地区産100% 
ブドウの品種:メルロ100%

同じメルロで作ったワイン。この違いは産地。
車で移動15分くらいで奈良井川を挟んだ地区でブドウが作られています。
川を挟んで、岩の多い土地、火山灰が多い土地、天候、雨の降り方1つとっても違うそうです。
それによって同じ品種のぶどうでも違いがでるそうです。

塩尻メルロ 2014は凝縮感は小振りな感じでも、バランスが良い雰囲気
対して、
岩垂原メルロ 2014は凝縮感があり、いろんな成分の複雑感とボリューム感がある雰囲気

それぞれの特徴が違うので合わせるお料理などによって変えるのも
ワインを選ぶ楽しみになりそうな2つのワインでした。

後半戦のマリアージュのお料理を参考にして頂けると伝わりやすいかな?と思います。

塩尻メルロ  ロゼ 2016

味わいの特徴:赤い果実実を思わせる豊かな香りと柔らかい味わい
     色:ロゼ
味のタイプ:辛口
   育成:タンク熟成
ブドウの産地:長野県塩尻市産100% 
ブドウの品種:メルロ100%

まず、綺麗な色に驚きました。
ロゼでって聞くと甘い感じを想像してましたが、
スッキリとした辛口。だけど自然な甘みも感じました。

去年もジャパンプレミアムシリーズでの塩尻ワインをテイスティングさせて頂きました。


新しくなった「塩尻ワイナリーシリーズ」は
全体的に大人感があるというか、上品さがさらに備わった感じでした。

日本ワインとマリアージュな和のバルメニュー


今回のお料理のマリアージュを学ぶ会場は長野県松本駅から5分程。
ワヰン酒場 かもしや
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ワイン生産者と消費者の架け橋をめざすNAGANO WINE 私設のアンテナショップ
ワインの作り手も集う店
日本ワインに合う旬の食材を使った和食ベースなバルメニュー

店内の雰囲気は気さくな感じで和気あいあいとお酒が楽しめるバルな雰囲気。
壁にはお店を訪れたワインの作り手達のメッセージ。
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塩尻ワイナリーの篠田さんのサインも♪ もちろんありました。
壁を通してのワインの作り手の交流。ロマンチックです。

お店のテーブルにもこだわりが。
ワイン好きの気持ちをいとめるワインの樽。
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塩尻ワイナリーシリーズにマリアージュな和のバルメニュー

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塩尻メルロロゼ 2016 × 牛肉のたたき
ワインの色ロゼ×牛肉のロゼ ワインをお料理に合わせる時 色の雰囲気で合わせるのも良いと言われます
ポン酢と大根おろしのさっぱりとした風味も相性がとても良かったです!
合わせ方のポイントで言えば「同じ雰囲気」を意識したお料理。
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塩尻マスカット・ベーリーA 2015 × アボカドとマグロのわさび醤油和え
わさびは安曇野のわさびだそうです。
日本ワインの赤はお醤油ベースの和食と相性がとても良いそうです。
塩尻マスカット・ベーリーA 2015の甘い香りとわさびの香り、
お醤油の風味がとてもマッチした1品でした。
合わせ方としては「方向性の近い風味」かな?
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塩尻マスカット・ベーリーA 2014 ミズナラ熟成樽 
 ×タラのフライ ごぼうの和風クリームソース

まずは、お料理に驚き!!!
単品のお料理にもですが、合わせた時の感動がとてもスゴかったです。

ごぼうの和風クリームソースはあっさり目の和風仕立てのタルタルソースな雰囲気で
豆乳を使って作っているそうです
ごぼうの風味があっさりながらもしっかりと濃厚さを出してくれていました。
フライとの相性もとてもよくて、正直オカワリしたかった(笑)

ワインとの相性はこのワインはミズナラの樽で熟成しているので
樽のココナッツの様なオリエンタルな香りが特徴で厚みがある感じ。
その風味がごぼうの香りや風味ととても相性が良く、
ワインの酸味が後で合わさる事でまさかの
タルタルソースを合わせて食べているかの様な錯覚に。

ほんと驚きのマリアージュでした。
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塩尻メルロ 2014 × 若鶏のレバーソテー
お肉と言えば赤ワイン(笑)
フルボディの塩尻メルロに合わせて出て来たのはレバー。
合わせ方で言うと「重さ」
華やかな果実香と力強い味わいが特徴のこのワインと楽しむ面白い食べ方で
いただきました
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レモンと蜂蜜をかけて、添えてあるカイワレも一緒にいただきます
シェフのお料理の紹介では

レバー→ワインの重厚さ
カイワレの苦み→タンニンの渋み
ハチミツ→ワインの重さ、華やかさ
レモン→酸味

1口目はそのまま、ワインと合わせて
2口目はレモンをふって
3口目はハチミツをかけて

3通りの風味も楽しめてワインとの合わせ方も感じられた1皿

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岩垂原メルロ 2014 × ジビエのミートソース
「甘さと甘さ」「濃厚と濃厚」
同じ強さ同士をいかした合わせ方。
しっかりとした鹿とイノシシのお肉に負けない岩垂原メルロ。
野性味のあるお肉の風味にボリューム感のある凝縮した味わいがピッタリでした
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国産ぶどう100%ワイン“日本ワイン”の新シリーズ

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「サントリー塩尻ワイナリー」シリーズはラベルも新しくなり
9月5日(火)から全国で新発売されました。

長野県にワイナリーをもつ企業としての長野の熱心なぶどう生産者とともに、
近年国内外で注目を集める塩尻産ぶどうがもつ魅力がつまっています。

地域と生産者とともに歩んできたワインづくりの思いが
ラベルの大きな「塩尻」の文字に刻まれている気がします。
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2017年の日本ワインコンクールでは塩尻のワイン 
岩垂原メルロ 2013、塩尻マスカット・ベーリーAミズナラ 樽熟成 2013
が見事に金賞に輝きました。

ワインだけ、ブドウだけ作るのではなく、
地域、土地の特徴を知り、生産者さんとともに作り上げる
サントリーさんの日本ワイン。
「世界を感動させる“日本ワイン”」というスローガンとともに
これからの期待も高まります。

ワイナリーの看板も想いと一緒に新しく。
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リリーズ情報はこちら
チェック 国産ぶどう100%ワイン“日本ワイン”「塩尻ワイナリー」シリーズ新発売

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ワイナリー見学レポ お伝えしたい事がありすぎて、
すっごく長〜い記事だったのにも関わらず、
最後まで読んでくださってありがとうございました♪

見学でご一緒させて頂いたブロガーさんのレポートはこちら。
私はワインに関してはまだまだ初心者 入門したばかりなので
皆様のレポートは本当に勉強になります♪


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レシピブログさんの「世界一楽しいわたしの台所」にてご紹介していただきました


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