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父方の祖母のお家を整理に行ったら発掘した鋳物の変わった形のお鍋
父に効いた所
おばぁちゃん、コレでパンやいとったよ。

パン??? パンが焼ける鍋なのか?パンを焼く鍋なのか?


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調べてみた所、、、
昭和初期、戦後に活躍したパン焼き鍋というものらしい。

物資が少なく、米は不足している中、配給される小麦粉でパンを焼く道具として広まったとのこと。
弱火で20分という短時間でパンが焼けるので光熱費も抑えめ。

ダッチオーブンの様なつくりなので焼き芋を作るのにも活躍していたそうです

鍋には「天火鍋」の文字が 天火はオーブンという意味みたいですね。
まさにオーブン調理ができるお鍋

諸説には戦後、不要になった航空機用のアルミで作られた日用品とも。

早速、この鍋でフォカッチャを焼いてみました


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鍋と蓋の内側にオリーブオイルを塗り、
ドーナツ型の鍋にちぎりパン方式でパン生地をいれました。


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弱火にかけて20分

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面白いのがこの行程。
ひっくり返してまた弱火で10分。こうすると、パンの上にもほんのり焼き色がつきます

鍋を初めて見た時に、蓋にも焦げ後がついていたので不思議に思っていたのですが
謎がとけました。


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焼きたてのフワフワなフォカッチャが無事に完成
おばぁちゃんが使わなくなってからどのくらいの時間が経っていたかわかりませんが、
たぶん、50年くらいは使われていなかったかも。

半世紀ぶりにキッチンで仕事をしたお鍋 心無しかクスミが消えている様な気も。
短時間でパンが焼けて、光熱費の節約にもなるし
形もメンズライクインテリアにぴったりだし
受け継いで大事に使って行きたいと思っています。

ちなみに、このパン焼き鍋 復刻版がでているそう。
これも調べてわかったんですが、「タミさん」というおばあちゃんが
パン焼鍋を 南部鉄器で再現したそうで通称「タミパン」と呼ばれているみたいですよ

砂糖も牛乳もバターもぜいたく品の時代に
「お腹を空かせた子供たちのお腹を膨らませたい」という切羽詰まった状況で
タミさんが使ったのがパン焼き鍋
南部鉄器の製造会社を経営しているお孫さんが南部鉄器で復元されたそうです

金額もそう高くないみたいだし、オーブン無くてもパンが焼けるし、
その他ケーキをやいたり、ダッチオーブンみたいに活用もできそうです




★レシピ 掲載していただいてます★



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